9月も終わりですねぇ

2018-06-10 15:25:50.043

(写真の日付はダミー)

やっと涼しくなってきた。夏はTシャツで着替えを持って会社に行き、始業してからトイレで別のシャツに着替えるようにしているのだけれど、そんな手間もいらない季節になって嬉しい。ちなみに汗ダラだと眼鏡が邪魔で顔を拭けなかったりしてイラつくので、夏季は裸眼で出勤している。道で知り合いに気づかずスルーが今年は2回あった(直後におはーッス、ヘコーッ)。

近況は相変わらず、MeDuに向けて次の短編マンガを描いています。毎回進行中の作品に気をもんでいるのだが、ゴールとしてひとまとまりの作品群になったときにどんなルックスになるのかと考えることが増えた。あんまり意識せず一本一本を描くつもりだったのだけれど、バラバラなものになるのも嫌で、ここまでは思いつきで進めてきたけど、次回以降はちょっとトータルを意識してやっていくか、という感じ。自分のやってることを客観的に見下ろすってのは難しいけれど。

自主製作用の新作も含めて、色々と描きたいことや、作りたい本があるので、いっこずつ頑張りますんで気長によろしくお願いします。今の作業は今月いっぱいで完成する予定なので、10月前半には公開できると思いますよ(予定ですがー)。

飲み過ぎっていうのは分かっているが、体重が減らねー、デニム履いて足が上がらねー、シャツのボタンがとまらねー、誰か俺の脂肪を焼いてくれー。まあ、頑張ります。

9月も終わりですねぇ

8月のでもやる近況

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古いMacが怪しくなって買ったもう一台のMacの方が断然怪しい挙動になってきて、文章打ったり変換でいちいち待たされるって感じでイラついてんすけど、日々の仕事と一緒でまあどうでもいいですよねぇ(というポーズ)。

2018年は3ヶ月に1本というペースで「コミックMeDu」に短編を描くのが基本になっています。自分の制作状況や能力を配慮してもらってこのペースで了承してもらっていますが、やってみるとそこそこツンでくキワキワな進行。

開始した当初は「3ヶ月もあるじゃん、余裕」だったんですが、継続してモノを作っていくことの容赦なさを甘く見ていた鼻ほじってる自分にケリ入れたい気分。毎日次の話の構想と、描いてるマンガについての分析とか考察とか練り続けていて、終わりのない感じで楽しいんだけれど、それなりにシリアス。

依頼をもらってそれに応える作品を作りたい、というのはそもそも持っていた願望なので、今の状況は歓迎するものだし、不満はなしでやんすが、ただ「それプラス」で考えていた「2018年にもう1本描き下ろしで自主制作マンガの新作本を」というのが難しくなってきたなと思っています。

自分のマンガに値段をつけた時に「年一回はコミティアに新刊を持って参加しよう」と決めていたのですが、この夏もスルーしたし、秋の開催も申し込んでないので参加の見通しは立ってません。もちろんその他の通販や委託販売もまだ予定出来ていない。だってまだ新作が作れていないから。自分の作品を楽しみにしてくれてる方には申し訳ないですが、今の連載をガッツリかましていくのでそっちを楽しみにしてください、と言うしかない。まずはイルなビートと難病フローでも。

ほったらかしにしているんじゃなくて、自主制作のは遅れているだけで地味に進めています。内容については、作者の暮らしの周辺についてというか、路上で暮らして帰る家のない人たちの話です。それだけではないですが。つまり、新しいことを試しつつもいつも通りのグルーミーなシットになってると思いますんで、気長にお待ちください(止まらなきゃいつかは完成するぞ)!

8月のでもやる近況

TO MY BABY

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「コミックMeDu」掲載作第3弾、「TO MY BABY」が公開されました。ワンルームマンションに暮らす中年独身女性、吉川さんの物語。前作「私のむずかしいひとり暮らし」と対になる作品です。

(リンク「TO MY BABY」

前回の「私のむずかしいひとり暮らし」のストーリーを作っている段階では、同じマンションのお隣同士の話として考えていました。805号室と804号室を交互に描いていく構成で話を作っていったのですが、想像以上にボリュームが出たので2作に分けることにしました。

この作品には「人のことを知ったつもりになっているかもしれないけど、本当はこうかもよ?」というテーマがあったので、それを効果的に見せるために「交互に描いていく」スタイルをやりたかったんですが、1話で描ききるパワーなし、早々に2話に分ける判断をしました。そのぶん2人それぞれの生活をちゃんと描けたので満足しています。

どちらも独立して読める作品にしたつもりですが、2つで1つの物語でもあるので、ぜひ両方合わせて楽しんでください。

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ネーム作業用につくったタイムライン表。

TO MY BABY

5月近況

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連休後半の初日は外出した。晴れて日差しが気持ち良いが、風が強い。何度整えても髪がぐしゃぐしゃになるのでそのままにして歩いていたら、ショーウインドウに映った自分が古いカンフー映画に出てくるバカの役みたいになってたので、すぐに目をそらした。

シカク(大阪のインディー本、CD、展示などのお店)に行って、委託販売をしてもらっている本の清算をしてもらう。本が少しでも売れているのは嬉しい。韓国の作家が作った旅モノっぽい漫画と、台湾の写真zineを買った。

店を出て駅近くでラーメンを食べる。スープが美味くてつい飲み過ぎてしまい、あとあと気持ち悪くなった。「ラーメンって一発で体調わるくなるよね〜」と言って普段は意識の高い自分を演出しているが、たまにスープが飲みたくなる。塩でも豚骨でも魚介系でもなんでもいい。もっと言うと麺はいらない。ネギも匂いが強すぎるのでスープの邪魔になるだけだと思う。

その後、兵庫の元町まで阪神電車で向かった。乗り換えがよく分からない。電車では入口あたりに立って外を眺めるのが好きなのだが、たまにガラスに頭を乗せる人がいて、そいつの脂で窓が曇ってよく見えないときがある。あの時の怒りを10だとしたら、車内で電話で話すやつなんて2くらいだ。

元町に着くとトンカ書店に向かった。去年は全く行けなかったので、かなり久しぶりだ。ここでも自分の本を置いてもらっているので、あいさつに伺う。変わらず賑やかなお店だった。在庫ゼロになってしまった「SHITTY GIRL」もまだ3冊置いてあったので、探している方はぜひ元町へ。

その後、同じ元町の喫茶店ポエムへ。ここのマスターにも自分のマンガを読んでもらっていて、近況を報告した。ウェブで連載していることを話すと、「続けてたら何かいいことあるもんですね」と言ってくれた。自分もいいトシだし、しみじみそう思う。マンガを描いていて最終的な目標は無くて、ただ「続ける」ことだけ決めているので、ずっとどうなるか分からないままやってきたけど、やっていると何かあるし、そういうのがあるから続けられているのだ。

最後に神戸駅まで行って、神戸中央図書館に向かった。今度描くマンガは図書館のシーンがあるので、少しディティールを見ておこうと思ったからだ。張り紙とか本の並び方とか客層なんかを小一時間ほどメモ。水木しげる全集が揃っていて「神戸市民になりたい!」と瞬間的に願った。

クタクタになって帰宅し、前日作ったカレーのあまりを温めなおして食べた。

コミックMeDu掲載用の次回作ネームにOKが出たので、これからまた下描き→ペン入れ→仕上げの作業にかかります。おそらく6月末公開予定になるので、待っててね&お楽しみに。

5月近況

私のむずかしいひとり暮らし

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マンガWebサイト「コミック MeDu」に掲載された短編マンガ「ビールを買いに」に続く第2弾、「私のむずかしいひとり暮らし」が公開されています。内容は、ひとり暮らしを始めた女性が、隣室との生活音トラブルに悩む、という内容です。

(リンク「私のむずかしいひとり暮らし」

親戚から聞いた話。住んでいるマンションにややこしい人がいて、住民の井戸端会議で話題になっているらしい。その人の家はマンション内の通路がわに部屋があって、その前を通る人に対してものすごく威嚇的だそうだ。少しでも足音や話し声がすると大声で文句を言って黙らせる。一度そこで怒鳴られた小学生が「怖くて通れない」と自宅までいちいち別階を迂回して帰っているらしい。

井戸端会議でその話を聞いた親戚が「可哀想にねぇ」と言うと、他の住人の一人が「でもその気持ちわかるわぁ、子供の声ってキンキンうるさいもの〜」とウンコの匂い嗅がされたみたいな顔して言ったそうだ。

自分も一人で暮らしていて、近隣の音は気になるほうで、気持ちはわかるけど、本当に静かに暮らしたかったら山奥か無人島に行くしかないよな、と諦めている。

家って自分のテリトリーとかなわばりみたいなもので、それこそプライベートそのものなので、他人の要素(声とか音とか匂い)が少しでも持ち込まれるとすごく居心地悪くなってしまう。そういうストレスからどうやって逃げるのか、とよく考えているけど解決策は大体カネなんで結局は悲しくなる。ある程度我慢して生きて行くしかないんだと思う。世の中ってそういうもので、人と人が迷惑かけたり我慢しながら成り立っていて、それを自覚して受け入れて暮らすのが社会人かも、とか考えたり。

と、このブログでは作品解説か、裏話を書こうと思っていたんですが、とりとめのない記事になってしまいました。次回はまた3ヶ月後、6月末ごろ公開の予定です。ぼちぼち作業に取り掛かっています。震えて待て!

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私のむずかしいひとり暮らし

3月日報

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日曜の夕方、マンガの作業がひと段落したので散歩に出た。天神橋まで歩いたら桜がもう咲いていたので、マクドのナゲットとビールを買って花見をキメたそのあと本屋に行って5000円以上使ってしまった。春の陽気と解放感に浮かれてしまった中年の春。

ウェブマンガ誌「MeDu」に掲載するための作業を黙々と進めています。今年はその間をぬってコミティアに向けて1本作品を作るつもりでやっていますが、夏までに完成は無理そう。ただプロットはまとめてあるので、やる気と作業時間の確保次第という感じです。秋までには、と思っています。

最近観た映画では「HAPPY END」がすごく良かった。この監督の作品は観たことがなかったのだけれど、静かな画面がかっこよくて眠くなる。シーンが切り替わるたびに少し時間が飛ぶので、前後関係が把握しづらいけれど、観てると段々と「あ、そういうことか」と気づくので面白い。観終わっても理解度は半分も無くて、真夜中の街を歩いて帰りながら「あのシーンはどういうことなんだ?」と考え続けるのが楽しい。結局次の日も引きずって色々考えてた。観たと言う職場の先輩を捕まえて「あれ、こういうことっすよね〜」みたいな話を一方的にするのも良かった。何よりラストシーンが凄くて、何というか、大人なフランス映画から一転「本当にあった呪いのビデオ」みたいになるのがビビった。

iPhoneに入れてる音楽を春仕様に変えて、ヒートテックを全部捨てた。

3月日報

2月の雑記

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写真は、久しぶりに米を買ったので炊くの図。

マンガの下描きを続ける日々。作業する前にコーヒーをいれるのだけど、同じ豆でもいれ方で味が変わる、と聞いて以来いろいろと試してみる。前まではじっくり蒸らして、細いお湯で静々と注いでいたが、雑にお湯をどばどばと回しながら注ぐほうが「風味はあるけどあっさり」する気がして好みだ。安定しないけれど。

最近読んだ『大聖堂・製鉄・水車』という本がよかった。中世ヨーロッパの軍事、建築、商業、農業の技術史について書かれている。読んでいて「へぇ〜」の連続で、大学の講義を聞いているみたいで面白い。例えば、アルファベットには大文字と小文字があるが、最初は大文字だけだった。小文字ができた理由は紙(羊皮紙)が希少だったから少しでも書くスペースを節約しようとして作られた、とか。大航海時代は「香辛料」を求めた商人たちの要望から始まった、と中学の世界史で習ったけど「香辛料」とはコショウのことだけでなく、砂糖やシナモン、象牙、麝香、石鹸など色々なものの総称として使われていた言葉だった、とか。こういう読書をしておけば世界史の成績ももっとマシになってたかも、と読んでて思った。

マンガ作業の方は順調なので、寒さがだいぶ和らぐ頃には発表できると思います。

2月の雑記

もう1月も終わりなのね日報

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寒い日がつづく。自分は朝仕事に行く前と、夜仕事から帰ってからマンガの作業をしているが、部屋がギンギンに冷えていてやってられない。机が冷たい。コーヒーがすぐにヌルくなる。今週はついに水道管が凍った。年々冬が嫌いになる。

今朝出勤前にあわてて洗濯物をベランダに干したら、冬の絶対的エース、ノースフェイスの雪山用タイツのお尻の部分が思いっきり破れていた。身につけているものまで枯れていく。この冬は穴あきパッチでやり過ごすだろう。お金ないし。

前の記事にも書いたけど、今年はWebマンガ誌「MeDu」に短編を連載していくので、今は次回作の作業を進めています。1本目公開からしばらく経ちましたが、色々反響があってうれしい。しっかりしたマンガを作りたいと思います。

最近観た映画は「バーフバリ」なんだけど、開演30分前にチケット売り場に行ったら「空いてる席はここだけです」と言われて、一番前の端っこ席だった。超満員だったよバーフバリ。販売員にそう言われて思わず笑ってしまったよ、バーフバリ。帰ってからYoutubeに上がってる宇多丸の「バーフバリ」評を見たら、コメント欄が「バーフバリ! バーフバリ!」だらけでまた笑った。

写真は我が家の西郷どんです。

もう1月も終わりなのね日報

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“『カラマーゾフの兄弟』は、あくまで未完の物語である。”

去年1年かけてチマチマと読んだ光文社古典新訳文庫『カラマーゾフの兄弟』の最終巻の巻末にあった解題の最後の一文。あれだけ長々と読んでまさか続きが構想されてたなんてという思いで「まじかよ!」と年の暮れの晩に独り叫んだ。年末年始の特番を色々録画したけれど、なかなか消化できずにいる。どうしてもNetflixの方に目が行ってしまって、「このサイテーな世界の終わりに」という米マンガ(原題 The End Of The Fucking World)がドラマになっててメチャクチャ興奮した(ドラマの制作はなぜかイギリス)。

遅くなりましたが、2017年の暮れに作業を進めていた短編マンガ「ビールを買いに」が、Webマンガ雑誌「COMIC MeDu(めづ)」にが掲載されています。大学を出たが就職先がなく、実家でダラダラと過ごす無職男の行き場のないお話です。Webなので閲覧はタダですから、立ち読み感覚で読んでみなよマザファカー! よろしくお願いします。

リンク〈ビールを買いに〉

「ビールを買いに」は実体験と重ね合わせているところが多いので、舞台となるマンションや町は自分が暮らしていた地元をイメージして描いた。あくまでイメージなので、年末実家に帰りモデルとなった場所(実家のマンションとか)を見て来たけど、ディティールは全然違っていた。こういうのって取材してから描くべきなのかも知れないけど、地元そのものを描きたい訳じゃないので、いちいち写真を撮ってそれを元に描く必要はないし、むしろそうしない方がいい絵になると思っているので、違ってていいと納得している。けれどずっと見てきた光景なのでかなり詳細に記憶しているつもりだったのに、現実とのズレにちょっと焦った。あと、図書館は高知に旅行したときに行った文学館の隣にあった建物をモデルにした(多分図書館なんだけど閉まってた)。

「MeDu」には3ヶ月に一本のペースで掲載してもらう予定なので、次回は4月ごろになると思います。それに向けてまた別の短編を今作っています。今年はこのペースでコツコツと作品を描けるように頑張ります。プラス出来れば夏〜秋に自主冊子を一本作ってコミティアに出たいな、という感じです(コミティアは自分が40歳になるまでは年1回は参加しようと考えていて)。まあ会社の方の仕事もあるし、ゲーム(モンハン!)もあるしで不安はありますが、フンドシしめて(パンツ釣り上げて)やっていきますぜ2018年、という感じです。

それと、宣伝や作業報告用にツイッターアカウント作りました。よかったらチェックしてみてください。

 
リンク〈OFoshima〉

2017年雑感

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先週末、部屋にこもってマンガの作業を続けていたが、「もしかして!」と思い立ち、昼にマクドナルドに走った。

グラコロだ。今年『その「おこだわり」俺にもくれよ!!』というマンガで読んで以来ずっと待っていたものだ。そのマンガの中にグラコロについてのおこだわりを語る男が現れ、曰く「冬限定の商品で」「食べるとグラっと揺さぶられて、コロっと仰け反るくらいに美味い」らしい。読みながら、自分は一度もグラコロを食べたことがないな、などと考えていると猛烈に食べてみたくなった。その時は8月だったので冬の遠さに熱も冷めてしまったが、気づけばもう冬じゃん! あの夏の衝動が蘇った。

つっかけでマクドに向かい、単品持ち帰りでグラコロを注文した。年ごとにバージョンが変わるようで、今年は「超グラコロ」「熟グラコロ ビーフシチュー」の2種が出ていたので2つとも買った。何が違うのかよく分からないが、「熟」の方はチーズが挟んである。

家に帰ってさっそく食事にしたが、紙包みから取り出されたハンバーガーのショボさったらないな。食事としては頼りない大きさに、萎びたパンズが哀れだ。もっと堂々としていて欲しかった。

食べてみると、グラタンコロッケのドロリとした食感と、キャベツのシャキシャキがマッチして良い。2種に大差はないが、「熟」の方がしっかりした味。マズくはないが「ウマイ!」と絶賛するものではなかった。グラタンの中にエビ(無味無臭)が入っていた。感想としては、「やっぱり肉が食べたい」だった。

という感じで、年末にかけて短編マンガを描いていました(ほぼ片付いた)。発表は年明けになると思います。今年は中編「エンディングテーマ」と、短編「窓際とタコ焼き」「焼き鮭とごはん」の3本が出せた。描いた枚数だと80ページくらいになる。なんとなく「年100ページ」を目標にしているので、もう少し頑張りたい。

去年に初めて売るためのマンガ「SHITTY GIRL」を作って、委託販売や通販、コミティア参加をして、そこでのリアクションが今年の活動に続いているという感じがする。自分的にはいい流れだと思っているので、このまま波にライドしながら精進していきたい。ありがとうございます。

あと、このブログも「今年は週イチで更新するぜ」と思っていたのに、振り返るとギリギリの月イチペース。来年はだらしなくならないよう頑張ります。

それでは良いお年を!

2017年雑感