写真は、久しぶりに米を買ったので炊くの図。
マンガの下描きを続ける日々。作業する前にコーヒーをいれるのだけど、同じ豆でもいれ方で味が変わる、と聞いて以来いろいろと試してみる。前まではじっくり蒸らして、細いお湯で静々と注いでいたが、雑にお湯をどばどばと回しながら注ぐほうが「風味はあるけどあっさり」する気がして好みだ。安定しないけれど。
最近読んだ『大聖堂・製鉄・水車』という本がよかった。中世ヨーロッパの軍事、建築、商業、農業の技術史について書かれている。読んでいて「へぇ〜」の連続で、大学の講義を聞いているみたいで面白い。例えば、アルファベットには大文字と小文字があるが、最初は大文字だけだった。小文字ができた理由は紙(羊皮紙)が希少だったから少しでも書くスペースを節約しようとして作られた、とか。大航海時代は「香辛料」を求めた商人たちの要望から始まった、と中学の世界史で習ったけど「香辛料」とはコショウのことだけでなく、砂糖やシナモン、象牙、麝香、石鹸など色々なものの総称として使われていた言葉だった、とか。こういう読書をしておけば世界史の成績ももっとマシになってたかも、と読んでて思った。
マンガ作業の方は順調なので、寒さがだいぶ和らぐ頃には発表できると思います。