最近は朝早く起きている。何故かというと、寝るのが早いからだ。何故寝るのが早いかというと、カネがないからだ。「毎月の家賃と毎日のビール代が稼げればいい」くらいの気持ちで働いているが、それもままならないほどに給料が減ったのでビールを控えている。ビールがないと夜がもたない。夕飯を済ませて風呂に入ったらもう寝るほか無くなる。という訳で10時前には布団に入っています。
そのぶん朝起きてマンガの作業を進めている。長編を1本と短編を1本、ネームを作っている。どういう形で発表するか分からないが、「とりあえず最後まで描く」とだけ決めてのんびり形にしていくつもり。
「SHITTY GIRL」と「桂浜へ」の2冊はそれなりに手応えを感じている。HPからの注文もぼちぼちと頂いていて、関東の方が多いのはコミティア効果だろうか。東京まで行った甲斐があったな、とつくづく思う。「桂浜へ」も関西でいくつか販売をお願いした。今のところ京都の「ホホホ座」と神戸の「トンカ書店」に置いてもらっている。営業は慣れないので未だに緊張するのだが、駅からお店まで歩く途中に「孤独のグルメ」のBGMを口笛で吹けば気がまぎれる。五郎ちゃんに成りきって行くのだ。関西の方、お店で見かけたら「桂浜へ」ぜひ手にお取りください。面白いですよ。
写真は最近読んだ本。読書の目的の1つに「現実逃避」があるが、怪談はその格好のジャンルだと思う。夢中でのめり込むんだけど、この量からしてどんだけ目を背けたい現実に直面してたんだ、という気がする。中島らもは高校の時、大学の時と繰り返し読んだが、最近読み直すとまたいろいろな発見や感じ方の違いがあって面白い。この「頭の中がカユいんだ」が一番好きだ。